Wednesday, August 3, 2011

映画☆『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』見てきました

パンフレット600円。左側は前作のパンフ
» 映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』オフィシャルサイト
(原題: Transformers: Dark of the Moon)

この前の日曜日(7/31)に新宿にあるシネコン新宿バルト9で、7/29(金)から公開されている『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(3D版)』を観てきました。
監督はマイケル・ベイ、製作総指揮は『SUPER 8』でも製作に参加したスティーヴン・スピルバーグです。
今作はシリーズで初の3D映画になりました。

前作の『トランスフォーマー/リベンジ』も映画館で観たので、やっぱこういう娯楽大作映画は映画館で観ないと!
※1作目は見逃して、DVDで観ました…
今回も出ました!サムの「オプティマァァァァァス!!!」
この映画を見ると叫びたくなってきます。

そういえばこの映画のゲーム版も出てます。日本未発売ですが…

※この先軽いネタばれ注意



映画【 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 】予告
1969年、アポロ11号による人類初の月面到達が達成された。だがその際、人類はそこで異星人のもの(後にトランスフォーマーであると判明)と思われる宇宙船の残骸を発見していた。人類はそれを極秘としたが、それは後に起こる悪のトランスフォーマー軍団ディセプティコンによる地球侵攻の足がかりとなるものを示すものであった。そして現代。トランスフォーマーの存在が公となって以来、善のトランスフォーマー、オートボットは民間人達との間に問題を抱えながらも人類との同盟を続けていたが、同盟が結ばれた際に締結した条約に反してアメリカ政府がその事実を秘匿していた事をオプティマスが知ったことをきっかけに事態は大きく動き出す。

前作は映画館の大画面と大音量、そして大迫力のアクションシーンで、どっきどきのワックワクで自分的には大満足でしたが、今回はどうだったかというと…

まず、3DCGをバンバン使っている映画なら3D対応はきっとさらに大迫力になるに違いないと思っていたんですが、正直3Dじゃなくてもよかったかもと思ってしまいました…
思った以上に3Dの立体感が薄く、余り飛び出さないし、むしろニンテンドー3DSのように奥行きの方がある感じでした。その3D感はシーンによってまちまちで、ここぞというときの演出的に強調されたシーンはありましたが、基本的に抑えめに感じました。
そしてなんといっても3Dメガネの重さによる目(目頭?)の不快感は、この映画の長尺も相まって余計堪えました…
もしかしたら、アクションシーンなどの大きく画面変化があるのを鑑みて、あえて3Dを弱めに設定していたのかもしれません。これだけ目が疲れるくらいなら、2Dで観た方が快適に楽しめたかも…
※あくまで個人の意見です。3Dの見え方は個人差があるので、ものすごく3Dに見える人もいると思います。

Wikipediaを見たら、本作のマイケル・ベイ監督は元々、3Dで制作しない方針だったらしいんですが、ジェームズ・キャメロン監督の勧めで、3Dフュージョン・カメラ・システムで撮影されたとのことです。しかし一部のシーンでは、3Dで撮影された映像とロボットの合成が複雑なシーンがあったため、通常の2Dで撮影し、後に3Dに擬似変換しているシーンが含まれるということだったようなので、もしかしたらそのあたりも関係しているかもしれません。
今まで、何本か3D対応の映画を見てきましたが、やはり一番3Dの良さを出していたのは『アバター』だと思いました。

今回も引き続きオートボットとNESTは協力して、ディセプティコンと戦うが…
そして今回のストーリーですが、こちらは前2作よりもだいぶ凝った展開を見せており、
アポロ計画陰謀論を物語の大きな要素にして進んでいきます。

そんな中で気になってしまったのは、前作から今作への繋がりでした。
前作までのヒロイン役のミーガン・フォックスが降板したため、新しいヒロイン「カーリー」を演じるロージー・ハンティントン=ホワイトリーが唐突に登場します。
なぜ、あれほど前作でラブラブ(…古い?)になった「ミカエラ」が去ったのか、理由付けが”ふられたから”のみでこれといって経緯は語られません。降板の理由はしょうがないとしても、もうちょっと違和感なく新ヒロインに移行できなかったのかと思いました。
そのせいか、サムが必死にカーリーを助けようとしていたんですが、最後までヒロインとの繋がりも薄く感じられ、二人の関係も前作までと比べ、何となく消化不良な感じでした。
ミーガン降板により大幅に脚本が変更されたらしいので、もしヒロインがそのままだったらどうなっていたんだろうと考えてしまいます…

繋がりというと他にもあって、前作まで仲間になっていたメンバーのアーシーやツインズが今作ではまったく出てこず、いなかったことのようになっています。けっこう活躍していたと思うんですけど、こうもあっさり何の説明もなくいなくなるのは残念な気持ちです。もしかしたら前作の後、ディセプティコンの残党との戦いの中でやられてしまったのかもしれませんが、 なんとういうか…説明不足感が否めませんでした…

新しいヒロイン「カーリー」を演じるロージー・ハンティントン=ホワイトリー
まぁ、そんな些細な不満はさておき、今作のストーリー展開は突っ込みどころは多々ありますが、 前作までのどストレートな展開とは違い、複雑な関係が明かされていきます。
もちろん合間合間にあるお笑いシーンも健在で、例の専門家も引き続き出てきたりと、前作の雰囲気は引き継がれている気がしました。
前作、敗れたディセプティコンたちの暗躍から始まり、地球にメガトロンが来たときからの計画などなど、最終章だけあり詰め込みまくっています。
逆に詰め込みすぎて話が長すぎです。前作も長かったですが、今回もそれ以上に長く感じました。
それでもまだ端折った感があったので、これでも短くしたのかもしれませんが…

巨大なワーム型掘削マシン「 ドリラー」がビルに巻き付きながら高層ビルをへし折る
ストーリーはひとまず置いといて、やはりなんといってもマイケル・ベイ監督に求めるのはそれ以上にアクションシーンの迫力です!
今回も多数のアクションシーンがありどれもこれも大迫力の連続で、変形シーンなんかは何度見ても鳥肌ものです。
サムを乗せたまま変形して、さらに空中でキャッチしながら元の状態に変形するなんて、映像見ててもどうなってるのか頭がついていきません。
人間側のアクションシーンも多く、倒壊する高層ビルの中でのドタバタぶりや、ウィングスーツを着たダイバーたちの飛行シーンなど、手に汗握る数々のシーンがありました。
そして、なんといってもここぞというときに現れるオプティマス・プライムの鬼神の如き戦いぶりが、アドレナリン出まくりです!
新敵キャラのショックウェーブと巨大なワーム型掘削マシン「 ドリラー」もいいアクションシーンを繰り広げていました。

それにしても、毎回見て思うのが変形シーンのすごさです。
自分もゲーム制作に関わっているので3Dモデルは扱いますが、あのギミックはマジ半端ないです。気がおかしくなるほどの多いモーションと複雑なモデルなど、やっぱりトランスフォーマーは別格だなと再認識しました。

今回もオプティマスはジェットパックを背負い、空を飛び回ります
細かい不満はあれど、この映画に求められているだろう、すばらしい大迫力の連続は、
お腹いっぱいになるくらい詰まっていたので、なんだかんだ言いながら大満足でした。
兎にも角にもド派手な大迫力のアクション娯楽大作映画を観たいのであれば、お勧めです!
「映画史上最も騒々しい映画」10本の第1位にも選ばれてますしね。


ちなみに…映画館はいつも新宿バルト9を利用しているんですが、ここの何がいいのかといえば、やはり新宿という立地と新しい設備、そしてなんといってもインターネットでの予約システム…まぁ最近はネット予約なんて珍しくもないですが…
ここの映画館は2日後までの予約ができるんですが、席を取るのは早い者勝ちなので、日付が変わった瞬間に予約の手続きをすれば簡単にいい席が取れます。
今回もど真ん中の席が取れました。どうせ観るなら一番いい席がいいですよね〜



ついでにゲーム版『トランスフォーマー』の紹介でも…

Transformers Dark of the Moon launch trailer
第1作目の映画『トランスフォーマー』のゲーム版は日本でも発売されていましたが、2作目以降のゲーム化作品は国内では販売されていません。
おそらく第1作目の『トランスフォーマー THE GAME』発売後、パブリッシャーのアクティビジョンが日本法人を閉鎖し、国内から撤退したためだと思われます…
ちなみに『トランスフォーマー THE GAME』は日本ではPS3、PS2、Wiiのみの販売になっています。

肝心のゲーム評価はというと、数多存在する版権物ゲームの例に漏れず、正直良作とは言いがたい評価を受けているようです。
以下にMetacriticのメタスコアをまとめてみました。
※オールマルチ展開をしているので、PS3、Xbox360版のみ。

『Transformers: The Game』 » PS3/54, Xbox360/52
『Transformers: Revenge of the Fallen』 » PS3/63, Xbox360/61
『Transformers: Dark of the Moon』 » PS3/60, Xbox360/59

3作品とも50~60あたりになっているので、多くの海外レビューサイトからは、かなり微妙な評価を下されたようです…残念。
あくまでメタスコアは平均点なので、レビューによってはそれなりに好評価を受けているところもあります。

Transformers: War for Cybertron - Full Trailer
そんな中、『トランスフォーマー』のゲーム化作品で、かなりの好評価を得ているのが、
『Transformers: War for Cybertron』です。
こちらの作品は映画版のゲーム化作品ではなく、アニメシリーズをベースにした物になっていて、ゲームとしても中々しっかりと作られており、オンラインマルチプレーにも対応しているなど、トランスフォーマーのゲームとしても上々の出来のようです。

残念なことにこちらも日本語版は発売されておらず、海外版しかありません…
Amazonなどで海外版を取り扱っているので、日本でも購入することはできます。
日本語の攻略wikiもありますし、とりあえずプレイするには問題ないかと思います。



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